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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻11号

2003年10月発行

文献概要

けんさ質問箱Q&A

フローボリウム検査と画像診断の関係は

著者: 櫻井滋1

所属機関: 1岩手医科大学医学部第3内科

ページ範囲:P.1242 - P.1244

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Q フローボリウム検査では正常で,閉塞性は見られないのにX線やCT所見では肺気腫と診断されることがあります.この場合のフローボリウム検査と画像診断の関係はどう考えればよいのでしょうか.(東京都 M. I.生)


A 肺気腫を含む,慢性閉塞性肺疾患に関する診断と管理・予防のための国際ガイドライン(GOLD:Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease1))によればCOPDは「完全に可逆的でない気流制限を特徴とする疾患である.」とし,「診断はスパイロメトリーにより確認される.」と記載されています.また,その重症度は4つのステージに分類され,「ステージ0」はスパイロメトリーが正常で咳や喀痰などの慢性症状のみが存在する状態としています(表).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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