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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻12号

2003年11月発行

文献概要

病気のはなし

C型肝炎

著者: 今村道雄1 茶山一彰2

所属機関: 1広島大学大学院医歯学総合研究科内科専攻 2広島大学大学院医歯薬学総合研究科創生医科学専攻先進医療開発科学講座分子病態制御内科学

ページ範囲:P.1266 - P.1269

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新しい知見

 C型肝炎はC型肝炎ウイルス(HCV:hepatitis C virus)の感染により起こる肝臓の壊死炎症反応である.HCVに感染した場合,急性肝炎を経て高率に持続感染となり,慢性肝炎,肝硬変へと進展する.C型肝炎の根本的治療は,HCVを体内より排除することにあり,これを目的としたインターフェロン療法が広く行われているが,その有効率は低い.近年,抗ウイルス活性を示すプリンヌクレオシドアナログであるリバビリンを用いたリバビリン・インターフェロン併用療法や新しい遺伝子組み換えインターフェロンであるコンセンサスインターフェロン療法により治療効果が上昇し,C型肝炎の新しい治療法として注目されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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