icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻12号

2003年11月発行

文献概要

技術講座 生化学

血中薬物濃度測定(2) 抗生物質

著者: 勝山善彦1 大森栄1

所属機関: 1信州大学医学部附属病院薬剤部

ページ範囲:P.1279 - P.1284

文献購入ページに移動
新しい知見

 抗生物質,とりわけMRSA(methicillin-resistant Staphylococcus aureus,メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)に対して有効な薬剤は限られている.これまではバンコマイシンやアルベカシンがMRSAに対しての砦となってきた.近年,バンコマイシンと類似の構造を有するグリコペプチド系抗生物質であるテイコプラニンがこれに加わった.このテイコプラニンもほかの抗生物質と同様にモニタリングをすることが望ましいと添付文書上に記載された.加えて,ほかの2剤と同様に小児にも用いることが可能となった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?