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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻12号

2003年11月発行

文献概要

けんさ質問箱Q&A

眼振図を記録する際の患者の体位は

著者: 鈴鹿有子1

所属機関: 1金沢医科大学耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.1328 - P.1329

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Q 眼振図を記録する際の患者の体位は

眼振図を記録する際の,非注視下(フレンツェル眼鏡使用時)にある患者の体位は坐位がよいのか臥位がよいのか教えてください.(福岡市 Y. K.生)

A めまいの診断において,問診に次いで大切なものは眼振の観察である.装置として広く用いられているものにフレンツェル眼鏡(Frenzel glasses)がある.また眼振図は記録,解析のためのものであり,フレンツェル眼鏡で観察しながら眼振図を記録するのが最適の方法である.随時同時に検査ができるわけでもなく簡便にすませてしまうことがあるが,頭位の変化は内耳前庭系の機能を探る入口となるもので,めまいの診断には診察椅子で患者の眼を見るだけでなく,少々時間をかけても臥位や,頭位を変えての眼振検査はすべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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