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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻12号

2003年11月発行

文献概要

けんさ質問箱Q&A

交差適合試験はまとめて行っても構わないか

著者: 石井規子1 小澤ひろみ1

所属機関: 1昭和大学病院輸血部

ページ範囲:P.1330 - P.1331

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Q 交差適合試験はまとめて行っても構わないか

交差適合試験は赤血球M・A・P1本ずつ3日間に渡って実施する場合,基本的には毎日実施したほうがよいとは思いますが,どの程度ならばまとめて実施しても構わないでしょうか.ちなみに当院では2日目までのものをまとめて交差試験を行い,3日目はまた試験をやり直していますが,これでよいでしょうか.(鳥取市 K. H.生)

A 交差適合試験とは,輸血しようとしている血液が患者に合っているかどうか,つまり患者にとってその輸血が安全であり十分な輸血効果が得られるかどうかを,あらかじめ試験管内で検査する方法です.生体内の免疫状態は日々変化していますのでなるべく現状を反映するよう,輸血の直前に採血し検査を行うことが望まれます.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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