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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻13号

2003年12月発行

文献概要

Laboratory Practice 血液 骨髄塗抹標本の見かた

8.骨髄液中に見られる異常細胞と関連疾患 [1]骨髄癌腫症

著者: 忍田和子1 東克巳2 米山彰子3

所属機関: 1東京厚生年金病院中央検査室 2東京大学医学部附属病院検査部 3虎の門病院臨床検体検査部

ページ範囲:P.1368 - P.1371

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 はじめに

 骨髄癌腫症は腫瘍細胞が骨髄内に多発性かつ瀰び漫浸潤性転移を来した状態をいう.

 骨髄には血行性に悪性細胞の転移が起こりやすいが,一般的に未分化なものほど骨髄への転移が多く,組織型では腺癌が多い.骨髄癌腫症を来しやすい腫瘍として,上皮性腫瘍では,胃癌,肺癌,乳癌,前立腺癌,甲状腺癌,腎癌など,非上皮性腫瘍では神経芽細胞腫,横紋筋肉腫,ユーイング肉腫(Ewing's sarcoma),骨肉腫などが挙げられる1~4)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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