icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻13号

2003年12月発行

文献概要

検査データを考える

血尿(hematuria)

著者: 余門誠1 藤丸政義1 藤島真一郎2

所属機関: 1公立学校共済組合九州中央病院臨床検査科 2公立学校共済組合九州中央病院内科

ページ範囲:P.1381 - P.1385

文献購入ページに移動
 はじめに

 外来検査で血尿が検出されることは比較的多い(外来血尿検出率:陰性71.8%,陽性28.3%,n=5,498)1).とりわけ,健康管理検査体制の確立と検尿のルーチン化に伴って,無症候性血尿の鑑別診断が臨床上の重要な課題となっている(検診血尿検出率:陰性91.2%,陽性8.8%,n=1,741)1). その原因疾患が,内科から泌尿器科領域にわたって数多く存在することは周知の事実である.すなわち,血尿は血液が,腎糸球体に始まり外尿道口に至るどこから尿中に流入したものであってもよいわけで,それゆえに,出血部位を知ることが血尿の鑑別診断の第一歩となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら