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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻13号

2003年12月発行

文献概要

私の必要な検査/要らない検査

今後の展望

著者: 大久保昭行1

所属機関: 1国立印刷局東京病院

ページ範囲:P.1405 - P.1408

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適切な検査と過剰な検査

 医療には,①診断,②治療方針の決定,③治療効果のモニタリング,④病態変化への対応,⑤治癒判定,⑥予防対策などの意志決定過程がある.臨床検査はこれらの過程のいずれにも必要な情報を提供する.

 検査結果は特定の判定基準によって異常(陽性)か正常(陰性)かに判定されるが,判定には偽陽性と偽陰性がある.1種類の検査から得られる情報は病態の一部なので,病態を明らかにするために,通常複数種類の検査が行われる.検査の項目数が増えれば得られる情報量も増えるが,検査結果が偽陽性となる確率も大きくなる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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