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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻2号

2003年02月発行

文献概要

けんさ質問箱Q&A

抗凝固剤の使い分け

著者: 武内恵1

所属機関: 1慶應義塾大学中央臨床検査部

ページ範囲:P.143 - P.146

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Q抗凝固剤の使い分け

末梢血検査における抗凝固剤EDTA-Na,EDTA-Kの使い分けを教えてください.また,全血球(CBC)測定に使われているEDTA-KをホルモンACTHの測定時に使っても構わないのでしょうか.

(美方郡 Y.Y.生)

A

はじめに

 末梢血液検査は全身状態の把握や種々疾患の経過観察などの目的で診療科を問わず,広く実施されている基本的な検査の1つです.的確な検査結果を得るためには目的とする検査に適した抗凝固剤を選択することが重要です.なぜならば,抗凝固剤の選択を誤れば測定結果が全く信頼性を失ってしまう事態が発生しかねないからです.

 ご質問のEDTA(ethylenediaminetetraacetic acid,エチレンジアミン四酢酸)は血液中の種々の成分に与える影響が少ないことから,末梢血液検査に広く用いられている抗凝固剤です.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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