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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻2号

2003年02月発行

けんさ質問箱Q&A

抗グロブリン試験における単一特異抗血清と多特異抗血清の使い分け

著者: 佐々木正照1 渡辺直樹12

所属機関: 1札幌医科大学医学部附属病院検査部 2札幌医科大学医学部附属病院臨床検査医学

ページ範囲:P.146 - P.148

文献概要

Q抗グロブリン試験における単一特異抗血清と多特異抗血清の使い分け

血清検査での抗ヒトグロブリン血清での単一特異血清と多特異血清の使い分けを教えてください.

(鶴岡市 H.N.生)

A

はじめに

 抗グロブリン試薬には,免疫グロブリン(主にIgG)と補体成分(主にC3bおよびC3d)の両者に対する抗体を含んだ“多特異性”のものと,抗IgG,抗補体,抗IgMや抗IgA抗体など“単一特異性”のものとがあります.ただし,抗IgMや抗IgA抗体は赤血球の検査用試薬として認可されていません.

 抗グロブリン試薬を上手に使い分けるためには,各試薬の特徴を十分に理解する必要があります.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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