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栄養評価と入院日数
著者: 高木康1
所属機関: 1昭和大学医学部臨床病理学
ページ範囲:P.153 - P.155
文献購入ページに移動 栄養管理はすべての疾患治療の共通かつ基本的な管理であり,欧米では1970年代からその重要性が論じられてきた1).しかし,わが国の医療では治療そのものが重要視され,栄養管理をはじめとする直接治療の周辺事項は軽視される傾向にあった.ところが,栄養管理・療法による治療効果の向上と合理化,栄養障害による合併症の予防による医療費の削減の考えが広まり,さらには在院日数短縮における栄養管理の有用性が論じられるようになった.
■栄養評価
1. 栄養評価の意義
病院における栄養評価の意義としては,①栄養障害の有無とその程度,②栄養療法の適応の判定と効果判定,③栄養管理法の修正と適正化,および④手術症例の予後や退院の客観的評価,などが挙げられる.これらを評価する指標としては,主観的評価法と客観的評価法とがあるが,従来は医師の主観的な評価に頼っており,患者の病状と医師の考え・印象とにより栄養療法が行われてきた.しかし,客観的に患者の栄養状態を把握して効率的な医療を行う必要性に迫られ,栄養指標2)が提唱された.
■栄養評価
1. 栄養評価の意義
病院における栄養評価の意義としては,①栄養障害の有無とその程度,②栄養療法の適応の判定と効果判定,③栄養管理法の修正と適正化,および④手術症例の予後や退院の客観的評価,などが挙げられる.これらを評価する指標としては,主観的評価法と客観的評価法とがあるが,従来は医師の主観的な評価に頼っており,患者の病状と医師の考え・印象とにより栄養療法が行われてきた.しかし,客観的に患者の栄養状態を把握して効率的な医療を行う必要性に迫られ,栄養指標2)が提唱された.
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