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腎臓超音波像(良性)
著者: 永江学1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学病院超音波センター
ページ範囲:P.305 - P.305
文献購入ページに移動 図1は58歳女性の超音波像である.右腎像上極に内部無エコーで辺縁平滑な腫瘤像が認められる.本例は囊胞性腎疾患のうち最も頻度の高い単純性腎囊胞の超音波像である.この疾患では,囊胞は単発や多発であるが多発でも数えられる程度の数である.また,両腎に多発することもある.
図2は36歳女性の超音波像である.写真は左腎臓の超音波像であるが,両側ともに同様の超音波像が得られている.中心部エコー像は不明瞭で,腎臓の構造は大小無数の囊胞病変に占められている.囊胞腎の超音波像である.囊胞腎は遺伝性疾患であり,幼児型(常染色体劣性遺伝)と成人型(常染色体優性遺伝)とに分けられる.両側腎に見られ,他臓器(肝臓,脾臓,膵臓,肺臓など)にも囊胞を合併することが多い.
図2は36歳女性の超音波像である.写真は左腎臓の超音波像であるが,両側ともに同様の超音波像が得られている.中心部エコー像は不明瞭で,腎臓の構造は大小無数の囊胞病変に占められている.囊胞腎の超音波像である.囊胞腎は遺伝性疾患であり,幼児型(常染色体劣性遺伝)と成人型(常染色体優性遺伝)とに分けられる.両側腎に見られ,他臓器(肝臓,脾臓,膵臓,肺臓など)にも囊胞を合併することが多い.
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