icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻4号

2003年04月発行

文献概要

技術講座 病理

術中迅速診断における特殊染色法

著者: 篠田宏1 岡安勲2

所属機関: 1北里大学東病院病理部 2北里大学医学部病理学講座

ページ範囲:P.317 - P.325

文献購入ページに移動
新しい知見

 近年の術中迅速診断は,通常摘出検体,穿刺・吸引,擦過検体のほか,縮小手術および温存療法などに付随した術中迅速検体などにより年々増加傾向にある.したがって,現在の病理検査における術中迅速は,迅速組織診断,迅速細胞診断,または両者の併用で術中迅速診断報告がされている.

 迅速組織診断にはヘマトキシリン・エオジン染色(hemaloxylin-eosin stain;HE stain),迅速細胞診断にはパパニコロウ染色(Papanicolaou stain)が主に用いられているが,必要に応じて迅速特殊染色,迅速免疫組織化学染色が術中迅速診断に併用され,より確度の高い報告がされている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?