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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻4号

2003年04月発行

文献概要

Laboratory Practice 病理:細胞像からここまでわかる

乳腺(6) パジェット病

著者: 都竹正文1 秋山太2

所属機関: 1癌研究会附属病院細胞診断部 2癌研究会研究所病理部

ページ範囲:P.330 - P.333

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概念および臨床的事項

 乳癌取扱い規約(改定第14版,2000年9月)では,乳腺腫瘍の組織学的分類(表,2002年7月号参照)では,. 上皮性腫瘍はA. 良性腫瘍,B. 悪性腫瘍に分類され,さらに. 結合織性および上皮性混合腫瘍,. 非上皮性腫瘍,. 分類不能腫瘍,. 乳腺症,. 腫瘍様病変に分類されている.悪性腫瘍は1 . 非浸潤癌,2 . 浸潤癌,3 . Paget病に分類されている.

 パジェット病(Paget's disease)は臨床的には乳頭部の湿疹様皮膚病変を示し,組織学的には乳管癌細胞の乳頭表皮への進展を特徴とする乳癌の一型である.本症が癌と関係あることを初めて記載したのはSir James Pagetであり1874年に報告している.これがパジェット病の名の由来とされている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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