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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻4号

2003年04月発行

文献概要

私の必要な検査/要らない検査

内分泌検査 1.甲状腺・副甲状腺機能検査―検査医の立場から

著者: 家入蒼生夫1 沼部敦司1

所属機関: 1獨協医科大学臨床検査医学

ページ範囲:P.348 - P.353

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甲状腺

 甲状腺は,頸部で体表近く位置するので形状の変化を容易に認知でき,またその産生するホルモンがヨウ素(I)という特異な元素を持ち放射性ヨード(131I,125I,123Iなど)によるホルモンの動態追跡が容易であったので,内分泌学研究者にとり蠱惑的な存在となり,甲状腺学の発展を促進させた.

 甲状腺の検査を理解するには,甲状腺ホルモンの合成・分泌・代謝過程および調節機構などの理解が必要である1)が,ここでは触れない.表1に甲状腺に関する検査を目的ごとに分類し,その基準値を示し,要・不要を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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