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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻4号

2003年04月発行

文献概要

検査じょうほう室 一般:一般検査のミステリー

尿中にマーロックス®を認めた例

著者: 野崎司1 伊藤機一2

所属機関: 1東海大学医学部附属大磯病院中央検査室 2神奈川県立衛生短期大学

ページ範囲:P.362 - P.364

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はじめに

 尿は腎臓で血液を濾過して生成され,尿管を通って膀胱に一時蓄えられ,さらに尿道を通って体外に排泄される.尿沈検査は,この腎・尿路系から出現する血球や上皮細胞などの有形成分を観察し,腎・尿路系疾患の診断や治療に役立てる検査である.尿沈成分は,健常人の場合,生理的な変動により限られた成分をごく少量認めるにすぎないが,疾病状態においてはその数が増えたり,通常見られない成分(癌細胞や異常結晶など)が見られたりする.

 本稿では出血性膀胱炎の治療中にマーロックス®を使用した症例について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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