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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻4号

2003年04月発行

文献概要

検査じょうほう室 病理:進歩する染色法

免疫組織化学の染色態度が乳癌の治療方針を決定する?― HER2蛋白とは

著者: 広井禎之1 大屋智裕2

所属機関: 1防衛医科大学校病理学第一講座 2BML病理細胞診センター(PCL)

ページ範囲:P.365 - P.367

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はじめに

 2001年6月,癌治療薬trastuzumab(商品名Herceptin)が保険収載された.本薬剤はいわゆる分子標的療法剤であり,あらかじめ標的が特定できている分子に直接作用して抗腫瘍効果を現すのが特徴である.そして乳癌におけるHerceptin投与対象例の選択には抗HER2蛋白抗体を用いた免疫染色が行われている.

 本稿ではこのHER2蛋白および抗HER抗体を用いた免疫組織化学について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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