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文献概要
病気のはなし
クロイツフェルト・ヤコブ病
著者: 高橋秀宗1 佐多徹太郎1
所属機関: 1国立感染症研究所感染病理部
ページ範囲:P.392 - P.396
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クロイツフェルト・ヤコブ病(Creutzfeldt-Jakob disease;CJD)は100万人に1人の割合で孤発性に発生し,脳組織の海綿(スポンジ)状変性を特徴とする疾患である.近年,伝達性がクローズアップされ社会的に認知された.CJDは1920年代初頭,ドイツの神経病理学者CreutzfeldtとJakobによって別々に記述された.現在ではその成因から,プリオン(prion)病,ないし病理所見から伝達性海綿状脳症(transmissible spongiform encephaolopathy;TSE)として哺乳類の神経疾患群にひとくくりにされている.
クロイツフェルト・ヤコブ病(Creutzfeldt-Jakob disease;CJD)は100万人に1人の割合で孤発性に発生し,脳組織の海綿(スポンジ)状変性を特徴とする疾患である.近年,伝達性がクローズアップされ社会的に認知された.CJDは1920年代初頭,ドイツの神経病理学者CreutzfeldtとJakobによって別々に記述された.現在ではその成因から,プリオン(prion)病,ないし病理所見から伝達性海綿状脳症(transmissible spongiform encephaolopathy;TSE)として哺乳類の神経疾患群にひとくくりにされている.
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