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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻5号

2003年05月発行

文献概要

病気のはなし

クロイツフェルト・ヤコブ病

著者: 高橋秀宗1 佐多徹太郎1

所属機関: 1国立感染症研究所感染病理部

ページ範囲:P.392 - P.396

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新しい知見

 クロイツフェルト・ヤコブ病(Creutzfeldt-Jakob disease;CJD)は100万人に1人の割合で孤発性に発生し,脳組織の海綿(スポンジ)状変性を特徴とする疾患である.近年,伝達性がクローズアップされ社会的に認知された.CJDは1920年代初頭,ドイツの神経病理学者CreutzfeldtとJakobによって別々に記述された.現在ではその成因から,プリオン(prion)病,ないし病理所見から伝達性海綿状脳症(transmissible spongiform encephaolopathy;TSE)として哺乳類の神経疾患群にひとくくりにされている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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