icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻5号

2003年05月発行

私の必要な検査/要らない検査

内分泌検査 2.性腺機能検査―臨床医の立場から

著者: 久保田俊郎1

所属機関: 1東京医科歯科大学大学院生殖機能協関学

ページ範囲:P.435 - P.439

文献概要

はじめに

 性腺は,視床下部,下垂体前葉,性腺を構成要素とした機能的なフィードバック機構の中で制御されている.この機構の中で,男性性腺は精子の産生(精子形成)と男性の性ホルモン(アンドロゲン)産生を,女性性腺は周期的な成熟卵母細胞の産生と卵巣からの周期的ホルモン産生という重要な機能を保持しているが,本稿では紙面の限りもあり女性性腺機能検査に焦点を絞った.

 女性性腺に関する重要な内分泌検査として,視床下部-下垂体-卵巣系の機能検査と妊娠中の胎盤機能検査が挙げられる.それらのなかで,私が特に必要と思われる検査法を挙げてその臨床的な意義や測定値の評価を説明することにより,その重要性を明らかにしたい.また,要らないと判断される検査についても,紙面が許される限り言及したい(表).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら