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技術講座 病理
薄切の基本と薄切に起因するアーティファクト
著者: 梅宮敏文1
所属機関: 1千葉大学大学院医学研究院腫瘍病理学
ページ範囲:P.605 - P.609
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1860年Klebs, T.A.E. によるパラフィン包埋法の開発や1870年His, W. によるミクロトームの発明など,19世紀の終わりから20世紀の初めにかけて,今日の病理組織標本作製の基礎的技術は完成した.それから130年以上,さまざまなミクロトームが考案され実際に使用されている.日本ではユング型滑走式ミクロトームが主流であり,現在使用しているミクロトームの基本構造は,原形のものとはさほど変わりのないものである.
最近,このユング型滑走式ミクロトームの滑走装置にボールベアリングを使ったミクロトームが普及しつつある.軽く動くボールベアリングの使用は革命的であり,ミクロトームのメンテナンス,薄切による疲労を軽減するものとなるだろう.
1860年Klebs, T.A.E. によるパラフィン包埋法の開発や1870年His, W. によるミクロトームの発明など,19世紀の終わりから20世紀の初めにかけて,今日の病理組織標本作製の基礎的技術は完成した.それから130年以上,さまざまなミクロトームが考案され実際に使用されている.日本ではユング型滑走式ミクロトームが主流であり,現在使用しているミクロトームの基本構造は,原形のものとはさほど変わりのないものである.
最近,このユング型滑走式ミクロトームの滑走装置にボールベアリングを使ったミクロトームが普及しつつある.軽く動くボールベアリングの使用は革命的であり,ミクロトームのメンテナンス,薄切による疲労を軽減するものとなるだろう.
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