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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻7号

2003年07月発行

文献概要

検査データを考える

有意義な細菌が検出されない肺炎の診断

著者: 渡辺彰1

所属機関: 1東北大学加齢医学研究所呼吸器腫瘍研究分野

ページ範囲:P.619 - P.624

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肺炎診療の現状

 臨床では有意義な細菌が検出されないことが多いだけでなく,原因菌が検出されても判明するのは通常2~3日後であり,原因菌不明のまま治療を開始しているのが現実である.本稿では,治療開始時に原因菌は判明していなかったが幸いに後日判明した自験例を紹介して肺炎診療のあらましを述べ,併せて検査室への要望についても述べる.

症例 A

 63歳,男性.肺化膿症,糖尿病,慢性歯周炎.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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