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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻7号

2003年07月発行

文献概要

私の必要な検査/要らない検査

一般検査―臨床医の立場から

著者: 今井圓裕1 堀尾勝2

所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科病態情報内科学 2大阪大学医学部保健学科病態生体情報学

ページ範囲:P.625 - P.628

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はじめに

 実地の診療で臨床検査のオーダーには一般検査という項目が存在し,そこには尿検査と便検査が並んでいる.この項目は基本的な検査として重要なものであるが,多くの場合には検査の目的をあまり考えずにスクリーニング検査としてオーダーされていることが多い.おそらく初診時,あるいは入院時に測定されるルーチン項目の中に含まれているためであろうと思われる.しかしながら,このような方法で一般検査をルーチン化することは果たしてよいのであろうか? 本稿ではスクリーニング検査とは何か?を考え,検査をオーダーする意義をもう一度考えてみたい.また,尿検査の意義についても再考したい.特に試験紙によって行われる尿検査の項目は進化し,いまや10項目を越えるものもあり,その臨床的意義が本当にあるかどうかも検討してみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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