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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻8号

2003年08月発行

文献概要

病気のはなし

悪性リンパ腫

著者: 北村聖1

所属機関: 1東京大学医学教育国際協力研究センター

ページ範囲:P.680 - P.685

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新しい知見

 病因としてウイルスの関与がより具体的に明らかになってきている.EBウイルス(エプスタイン-バールウイルス,Epstein-Barr virus)や,ヒトヘルペス8型ウイルス,C型肝炎ウイルスがリンパ腫との関連で議論されている.また,免疫抑制剤による免疫不全状態なども病因として注目されている.

 診断・検査の分野においては,新WHO分類で診断するには病理像,表面マーカー,遺伝子・染色体さらに臨床像が総合的に判断される.治療は従来の多剤併用化学療法に加え,抗CD 20抗体(リツキシマブ)が導入され,有効である症例が明らかにされてきている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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