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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻8号

2003年08月発行

文献概要

技術講座 病理

神経病理における細胞診標本の作製法と細胞像

著者: 石川章夫1 藤田浩司1 工藤玄恵1

所属機関: 1東京医科大学病理学第二講座

ページ範囲:P.693 - P.697

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新しい知見

 中枢神経系の病理検体も針生検の普及により日毎に微小化している.中枢神経系の針生検による検体採取は手軽に繰り返し行われる作業とはいい難い.そのため,検体採取作業が終了する前に,提出された検体が最終診断に適切なものであるか否かを必ず確認しておく必要がある.この作業は迅速に行うことが大切であるが,その点でも細胞診は大変有用である.今後,針生検の微量な検体から診断に適した細胞診標本を作製する技術力と,その標本の判読力を身につけておくことがますます重要となるであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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