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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻8号

2003年08月発行

文献概要

けんさアラカルト

尿沈渣検査の自動化

著者: 小松悦子1

所属機関: 1三井記念病院中央検査部

ページ範囲:P.738 - P.738

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 尿沈検査は腎・尿路系疾患の診断に重要な検査である.しかも非侵襲的で繰り返し行うことができることから利用度の高い検査である.熟練した技師が鏡検した尿沈検査の結果から得られる情報量は多く,診察前検査としての需要が多い.当検査室に依頼される尿沈検査の8割は,泌尿器科外来と腎臓内科外来からのものであり,すべて診察前検査であるため至急報告をしている.しかし,1人の技師が1時間に鏡検できる検体数には限度がある.そこで,尿沈検査の自動化ができないものか現在検討中である.

 現在検討している尿中有形成分分析装置はエイアンドティー社製のUM01である.本装置はカバーガラスとスライドガラスとが一体化したT-プレートに標本を作製し,オートフォーカス機能付きCCDカメラで撮像した画像を自動解析する.自動解析された画像はすべて保存され目視による再確認が可能である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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