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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻9号

2003年09月発行

文献概要

私の必要な検査/要らない検査

微生物検査―検査医の立場から

著者: 菅野治重1

所属機関: 1高根病院内科

ページ範囲:P.836 - P.838

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 感染症は急性疾患であり迅速な診断と正確な治療が要求される疾患である.しかし現在の培養法を中心とした感染症の検査体系は検査結果を得るまでに時間を要することから,感染症の初期治療に役立つ検査ではない.この反省から迅速性に優れる塗抹検査や抗原検査が見直されている.日本でもDRG/PPS(diagnosis related group/prospective payment system,疾患群別定額払い制度)の導入が予定されており,検査の効率化が急務である.本稿では感染症に関連する検査を整理してみた.

感染症診療の工程

 感染症を疑う患者に対する診断と治療法の決定までの工程を以下に示す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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