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検査と技術31巻9号

2003年09月発行

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トピックス

インフルエンザ菌ワクチン

著者: 石和田稔彦1

所属機関: 1千葉大学大学院医学研究院小児病態学

ページ範囲:P.848 - P.849

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はじめに

 インフルエンザ菌は,小児細菌感染症の主要な起炎菌である.インフルエンザ菌のうち,特に病原性の強い血清型b型(Hib)に対するワクチンは1980年代に開発され,現在世界の多くの国々で使用されて劇的な効果をあげている.しかし,残念ながらわが国には未だこのワクチンは導入されていない.一方,気道感染の主体となる無莢きょう膜まく株(NTHi)に対するワクチンは,現在開発途上にある.

 本稿ではHibおよびNTHiワクチンについて,その現況を中心に概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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