icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術32巻1号

2004年01月発行

文献概要

技術講座 免疫

抗リン脂質抗体の測定法

著者: 桑名正隆1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部先端医科学研究所

ページ範囲:P.11 - P.16

文献購入ページに移動
新しい知見

 抗リン脂質抗体症候群の疾患概念が提唱されて今年で21年目となる.その間に一般臨床の場では広く認められる疾患となった.抗リン脂質抗体の多くはリン脂質そのものに対する抗体ではなく,リン脂質に結合することにより構造が変化した血清蛋白を認識するということが明らかにされた.抗リン脂質抗体は多様な特異性を持つ抗体の総称であり,すべてを一括して検出できる測定法はない.現在までに特定の特異性を有する抗リン脂質抗体を検出する測定法が数多く開発されている.そのため,個々の測定法の原理を理解したうえで結果を解釈する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら