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検査データを考える
クレアチニンクリアランス短時間法
著者: 菊池春人1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部中央臨床検査部
ページ範囲:P.59 - P.63
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現在わが国では糸球体濾過量(glomerular filtration rate,GFR)を求める方法として,クレアチニンクリアランス(creatinine clearance,Ccr)が最も一般的に用いられている.その測定には以下で述べるように,24時間蓄尿法と短時間法とがある.短時間法は外来や病棟の診療側で実施されて,検体検査として実施されている施設が多いと思われるが,当検査室では従来より一般検査室で患者検査として行ってきている.
以下本稿では,その経験をふまえて短時間法Ccrの意義,およびデータチェックのポイントを中心に,データについての考えかたを述べてみたい.
現在わが国では糸球体濾過量(glomerular filtration rate,GFR)を求める方法として,クレアチニンクリアランス(creatinine clearance,Ccr)が最も一般的に用いられている.その測定には以下で述べるように,24時間蓄尿法と短時間法とがある.短時間法は外来や病棟の診療側で実施されて,検体検査として実施されている施設が多いと思われるが,当検査室では従来より一般検査室で患者検査として行ってきている.
以下本稿では,その経験をふまえて短時間法Ccrの意義,およびデータチェックのポイントを中心に,データについての考えかたを述べてみたい.
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