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文献詳細

雑誌文献

検査と技術32巻1号

2004年01月発行

文献概要

検査じょうほう室 緊急:現場から学ぶ対処法

救急領域における初療時血液ガス血糖同時測定の意義

著者: 久保田芽里1 福田篤久1

所属機関: 1大阪府立泉州救命救急センター検査室

ページ範囲:P.69 - P.71

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 当センターに搬入される患者のうち,その割合が最も高いのは,意識障害を主訴とする患者です.その中でも原因不明の意識障害に遭遇することは稀ではありません.今回,意識障害の原因が臨床検査によって判明する代謝性異常によるもの,その中でも特に「低血糖によるもの」を取り上げ,血糖値報告までの時間や患者搬入からの時間経過などを紹介しようと思います.


当センターの血糖値報告

 当センターでは,患者搬入後直ちに全身状態を把握する目的で,動脈血血液ガス分析(ABG)用血液(以下「血液ガス検体」)の採取が行われ,その後(ほぼ同時の時もある),生化学や血算,止血検査などの採血(約15ml)が行われます.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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