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増刊号 細胞像の見かた―病理・血液・尿沈渣 第2章 血液 骨髄塗抹標本の見かた 6.異常細胞の見かた
3)リンパ球系の異常(2)数の異常と形態異常―①細胞質の異常(1)
著者: 清水長子1
所属機関: 1慶應義塾大学病院中央臨床検査部
ページ範囲:P.1074 - P.1076
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リンパ球の異常には数の異常,形態異常,機能の異常がある.リンパ球増加はリンパ球の絶対数が4,000/μl以上,リンパ球低下は1,500/μl以下と定義されている.リンパ球増加は単クローン性増加と多クローン性(反応性)増加とに大別され,単クローン性増加をきたす疾患群としては悪性リンパ腫の白血化や,慢性リンパ性白血病群の(1)慢性リンパ性白血病(chronic lymphoid leukemia,CLL),(2)前リンパ性白血病(prolymphocytic leukemia,PLL),(3)毛様(有毛)細胞白血病(hairy cell leukemia,HCL),(4)大顆粒リンパ球性白血病(large granular lymphocytic leukemia,LGLL)が,多クローン性増加をきたす疾患としてはウイルス性疾患が挙げられる.
リンパ球の異常には数の異常,形態異常,機能の異常がある.リンパ球増加はリンパ球の絶対数が4,000/μl以上,リンパ球低下は1,500/μl以下と定義されている.リンパ球増加は単クローン性増加と多クローン性(反応性)増加とに大別され,単クローン性増加をきたす疾患群としては悪性リンパ腫の白血化や,慢性リンパ性白血病群の(1)慢性リンパ性白血病(chronic lymphoid leukemia,CLL),(2)前リンパ性白血病(prolymphocytic leukemia,PLL),(3)毛様(有毛)細胞白血病(hairy cell leukemia,HCL),(4)大顆粒リンパ球性白血病(large granular lymphocytic leukemia,LGLL)が,多クローン性増加をきたす疾患としてはウイルス性疾患が挙げられる.
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