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文献詳細

雑誌文献

検査と技術32巻10号

2004年09月発行

文献概要

増刊号 細胞像の見かた―病理・血液・尿沈渣 第2章 血液 骨髄塗抹標本の見かた 6.異常細胞の見かた

3)リンパ球系の異常(2)数の異常と形態異常―②細胞質の異常(2)

著者: 大畑雅彦1

所属機関: 1静岡赤十字病院検査部第2課

ページ範囲:P.1077 - P.1082

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形態学的所見(症例1:図1)

 ごく一部の細胞の細胞質にはアズール顆粒が認められ,核の異型性を認める異常な細胞も存在する(矢印).核小体を有する細胞も見られるが,核のクロマチン構造からは幼若な印象はない.骨髄全体の細胞構成としては,顆粒球系と赤芽球系細胞の著減がある(異常細胞は,ペルオキシダーゼ染色陰性).


このような異常を呈する疾患

 鑑別を要する代表的な疾患を表1に示した.さらにアズール顆粒の増多を示す疾患の臨床的,細胞学的な鑑別ポイントを表2にまとめた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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