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文献詳細

雑誌文献

検査と技術32巻10号

2004年09月発行

文献概要

増刊号 細胞像の見かた―病理・血液・尿沈渣 第2章 血液 骨髄塗抹標本の見かた 6.異常細胞の見かた

3)リンパ球系の異常(2)数の異常と形態異常―⑥悪性リンパ腫の白血化(2)

著者: 大畑雅彦1

所属機関: 1静岡赤十字病院検査部第2課

ページ範囲:P.1093 - P.1098

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形態学的所見

(症例1:図1-a,症例2:図1-b)

 顆粒球系細胞が主体を成す骨髄中で,N/C比(nuclear-cytoplasmic ratio,核-細胞質比)大で核の切れ込みや彎入,さらに核の立体構造を示す細胞が見られる.図1-b(弱拡大)では,核の切れ込みの程度や核クロマチン構造は十分に判別できない.


このような異常を呈する疾患

 リンパ球系腫瘍細胞を含む異常細胞を示唆する所見として

 (1)細胞の大きさの異常:同一成熟段階の細胞でありながら著明な大小不同を伴う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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