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文献詳細

雑誌文献

検査と技術32巻10号

2004年09月発行

文献概要

増刊号 細胞像の見かた―病理・血液・尿沈渣 第2章 血液 骨髄塗抹標本の見かた 6.異常細胞の見かた

5)2系統以上の細胞の異常(1)数の異常―④減少

著者: 清水長子1

所属機関: 1慶應義塾大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.1144 - P.1147

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形態学的所見

 症例1の骨髄像は,低形成を呈している.骨髄巨核球は著減しており脂肪滴の部分が多い(図1).症例2の骨髄像は,やや低形成を呈しており赤血球や血小板を貪食した組織球が右に認められる(図2).


このような形態学的所見を呈する疾患

 末梢血中で汎血球減少を起こす疾患としては,再生不良性貧血,発作性夜間血色素尿症,重症感染症,炎症性疾患,白血病,骨髄異形成症候群,巨赤芽球性貧血,骨髄癆などが挙げられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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