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文献詳細

雑誌文献

検査と技術32巻10号

2004年09月発行

文献概要

増刊号 細胞像の見かた―病理・血液・尿沈渣 第2章 血液 骨髄塗抹標本の見かた 7.FAB分類

4)M0,M1

著者: 野木岐実子1 島津千里1

所属機関: 1帝京大学医学部附属病院中央検査部

ページ範囲:P.1172 - P.1174

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 急性白血病の分類は広くFAB分類が用いられている.この分類は1976年に提唱され,その後改定追加がなされたもので,細胞形態とミエロペルオキシダーゼ染色(myeloperoxydase stain,MPO stain)などの細胞化学所見を基本としている.

 芽球のMPO陽性率3%以上をAML(acute myelocitic leukemia,急性骨髄性白血病),3%未満をALL(acute lymphocitic leukemia,急性リンパ性白血病)と診断する.さらにAMLのM0,M5a,M6,M7ではMPO陽性率が3%未満であるため,MPO以外の補助診断が必要となる.

 ここではM0とM1について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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