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文献詳細

雑誌文献

検査と技術32巻11号

2004年10月発行

文献概要

技術講座 免疫

化学発光イムノアッセイ

著者: 渡邉一之12 前田昌子12

所属機関: 1昭和大学薬学部薬品分析化学教室 2昭和大学病院臨床検査部

ページ範囲:P.1251 - P.1255

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新しい知見

 放射性イムノアッセイは高感度で特異性も高く,操作も簡便なことから広く臨床検査に応用されている.しかし,放射性物質を用いることからその取り扱いに注意が必要である.化学発光は化学エネルギーにより励起分子を生成し,基底状態へ戻るときにエネルギーを光の形で放出する現象で,その反応は反応系内で完結するため,高速および高感度な測定法として知られている.特異性の高いイムノアッセイと化学発光を組み合わせることにより,生体内超微量成分の測定が可能になった.近年,種々のタイプの化学発光イムノアッセイが開発され臨床検査に応用されている.さらに,ホモジニアスな測定系も開発されており臨床への応用が期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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