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文献詳細

雑誌文献

検査と技術32巻11号

2004年10月発行

文献概要

技術講座 一般

―初心者のための尿沈渣検査のコツ 第8回―外来混入物の見かた

著者: 岸本修次1

所属機関: 1独立行政法人国立病院機構高松東病院研究検査科

ページ範囲:P.1265 - P.1269

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新しい知見

 尿沈渣検査はこの10年余で変化し,特に赤血球や上皮細胞の見かたは大きく変わった.ただ外来混入物においてはその見かたに大きな変化はなく,むしろディスポーザブルの尿コップや尿スピッツ,スポイトなどの普及により人為的な混入物は減少しているのではないかと思われる.外来混入物は花粉や繊維など多くのものが報告義務のない邪魔者に過ぎないが,それだけに細胞や円柱との的確な鑑別が必要である.一方,寄生虫や子宮癌細胞の混入など,尿路系からではないが,臨床上重要な混入物も稀ではあるが存在する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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