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文献詳細

雑誌文献

検査と技術32巻11号

2004年10月発行

文献概要

Laboratory Practice 生化学 これからの臨床協力業務事例集

栄養サポートチーム(NST) その2 NSTにおける臨床検査技師の役割―参画の契機から創傷管理チームとの連携まで

著者: 畑中徳子1

所属機関: 1天理よろづ相談所病院臨床病理部

ページ範囲:P.1304 - P.1306

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 当院の栄養サポートチーム(nutrition support team,NST)は1978年に完全静脈栄養療法(total parenteral nutrition,TPN)の管理チームとして発足した1).兼任のチームメンバー〔医師,看護師,薬剤師,臨床検査技師(以下,技師)〕がTPN患者に起こる合併症を管理する目的で集められた.これによりTPN患者に起こる合併症で最も大きな問題となっていたカテーテル発熱の発生頻度は30%から5%に激減し2),1980年代には1~2%,1990年以降は1%以下を保っている.

 現在,NSTは医師,看護師,薬剤師,栄養士,そして臨床検査技師の五つの専門職から構成され,TPNだけでなく広く臨床栄養にかかわるチームとなり,最近では創傷管理チームとともに,褥瘡対策にもかかわっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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