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文献詳細

雑誌文献

検査と技術32巻12号

2004年11月発行

文献概要

技術講座 免疫

Lewis式血液型とその抗体

著者: 髙橋順子1

所属機関: 1大阪府赤十字血液センター研究一課

ページ範囲:P.1343 - P.1348

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新しい知見

 赤血球の表面には多くの血液型抗原が存在する.まだ解明されない血液型抗原も存在するが,2002年の国際輸血学会において,29の血液型抗原システムおよび239抗原が遺伝子解明され認定された.

 糖鎖抗原の合成に関与するフコース転移酵素の遺伝子が次々とクローニングされ,Lewis式血液型の遺伝子背景が解明された.それにより,日本人特有のLewis式抗原が遺伝子変異によることが判明した.本稿では,その現状および検査にかかわる留意点を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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