icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術32巻13号

2004年12月発行

文献概要

トピックス

〔レプチン/アディポネクチン〕比の臨床的有用性

著者: 織田直久1 堀川幸男2 伊藤光泰1

所属機関: 1藤田保健衛生大学内科内分泌代謝科 2群馬大学生体調節研究所調節機構部門遺伝情報分野

ページ範囲:P.1504 - P.1506

文献購入ページに移動
 近年,脂肪細胞から分泌される生理活性物質が,肥満,糖尿病,動脈硬化などの病態と深く関わりがあることが明らかになり,その生理活性物質は総称して,アディポサイトカインと呼ばれている1).その中でも,レプチン,アディポネクチンが特に注目されている.

 血清中のレプチン,アディポネクチンは抗肥満作用が期待されることから善玉ホルモンと考えられている.女性は男性よりも高い値を示す.レプチン,アディポネクチンは脂肪細胞で造られるにもかかわらず,肥満の病態においては,レプチンは脂肪細胞の増加により上昇する2)一方,アディポネクチンは脂肪細胞の増加により減少する3)ことが確認されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?