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文献詳細

雑誌文献

検査と技術32巻2号

2004年02月発行

トピックス

抗真菌薬―ミカファンギン

著者: 堀口祐司1 岡陽子1 前崎繁文1

所属機関: 1埼玉医科大学附属病院感染症科・感染制御科

ページ範囲:P.160 - P.161

文献概要

 はじめに

 深在性真菌症は,主に免疫不全患者などに発症する日和見感染症として予後不良の疾患である.深在性真菌症の原因真菌として,酵母状真菌であるCandida属が最も多かったが,現在では糸状菌であるAspergillus属が増加傾向を示している

 2002年12月より一般臨床で使用され始めたキャンディン系抗真菌薬ミカファンギンナトリウム(micafungin sodium,MCFG)は新しい作用機序を有する抗真菌薬であり,高い安全性,治療効果および既存薬の耐性菌にも有効な薬剤として期待されている.

 本稿ではミカファンギンの特徴および深在性真菌症の治療と臨床検査のかかわりについて概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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