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文献詳細

雑誌文献

検査と技術32巻2号

2004年02月発行

トピックス

シックハウス症候群

著者: 中明賢二1

所属機関: 1麻布大学環境保健学部

ページ範囲:P.161 - P.163

文献概要

 はじめに

 建物の中にいることが原因で生じる不快感や体調不良,アレルギー様症状などのさまざまな健康影響の症状をシックビル症候群と呼び,日本では特に一般住宅でも問題になったため,造語としてシックハウス,その症状をシックハウス症候群と呼んでいる.欧米では1940年代ごろからシックビル症候群が発生し始め,1980年代に大きな問題となった.

 現在では,シックハウス症候群と化学物質過敏症,そしてアレルギー問題が注意されているが,症状は互いにオーバーラップする部分がみられる.シックハウス症候群は,室内空気汚染物質による慢性的な症状と考えられ,原因となる建物を離れると症状は軽快する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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