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文献詳細

雑誌文献

検査と技術32巻3号

2004年03月発行

技術講座 一般

―初心者のための尿沈渣検査のコツ 第1回―標本作製法

著者: 長廻範子1

所属機関: 1島根大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.223 - P.233

文献概要

 はじめに

 尿沈渣検査は古くから腎,尿路疾患はもちろん,各種疾患の予後や治療経過および薬剤の副作用など,全身状態の把握にも重要な検査とされてきた.各成分と臨床(病態)との関連が明らかにされている3).作製した1枚の標本を鏡検することで過去の情報のみでなく現在,未来へつながる多くの情報を得ることが可能である.そのために必要な①尿沈渣標本作製手順,②鑑別しやすい染色標本の作製法,を中心に述べる.初期診療の目的である早期発見,予防医学につながる的確な分類をする必要性があると考えている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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