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文献詳細

雑誌文献

検査と技術32巻3号

2004年03月発行

けんさアラカルト

心筋マーカーH-FABPのPOCTの臨床的有用性

著者: 大軽靖彦1 竹下仁2

所属機関: 1大日本製薬株式会社ラボラトリープロダクツ部研究開発グループ 2大阪府三島救命救急センター検査科

ページ範囲:P.284 - P.285

文献概要

 H-FABPの背景

 心臓由来脂肪酸結合蛋白(heart-type fatty acid-binding protein,H-FABP)は,心筋細胞の細胞質に豊富に存在する分子量15kDaの低分子可溶性蛋白である.心筋が虚血状態に陥った際に速やかに血流中に逸脱することから,急性心筋梗塞をはじめとする心筋傷害の血液生化学的マーカーとして活用されている1)

 本稿ではH-FABPのPOCT(point-of-care testing)である「ラピチェックH-FABP」について原理,臨床性能および使用上の注意点をまとめた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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