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けんさアラカルト
心筋マーカーH-FABPのPOCTの臨床的有用性
著者: 大軽靖彦1 竹下仁2
所属機関: 1大日本製薬株式会社ラボラトリープロダクツ部研究開発グループ 2大阪府三島救命救急センター検査科
ページ範囲:P.284 - P.285
文献購入ページに移動心臓由来脂肪酸結合蛋白(heart-type fatty acid-binding protein,H-FABP)は,心筋細胞の細胞質に豊富に存在する分子量15kDaの低分子可溶性蛋白である.心筋が虚血状態に陥った際に速やかに血流中に逸脱することから,急性心筋梗塞をはじめとする心筋傷害の血液生化学的マーカーとして活用されている1).
本稿ではH-FABPのPOCT(point-of-care testing)である「ラピチェックH-FABP」について原理,臨床性能および使用上の注意点をまとめた.
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