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文献詳細

雑誌文献

検査と技術32巻4号

2004年04月発行

文献概要

病気のはなし

筋萎縮性側索硬化症

著者: 目崎高広1

所属機関: 1京都大学医学部附属病院神経内科(現 榊原白鳳病院)

ページ範囲:P.306 - P.310

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 筋萎縮性側索硬化症(以下ALS)は進行性の神経変性疾患で,大脳皮質一次運動野の運動神経細胞(上位運動ニューロン)と,脳幹・脊髄の運動神経細胞(下位運動ニューロン)とが進行性に脱落し,そのために運動麻痺をきたす.予後は不良で,典型例では3年前後で呼吸筋麻痺を呈し,呼吸不全や肺炎,窒息で死亡する.

病因・病態

 ALSの大多数は孤発性で,病因は不明である.遺伝性ALSおよび孤発性ALSの一部で遺伝子変異が報告されている(表).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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