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文献概要
失敗から学び磨く検査技術 病理標本作製法 細胞診のアーティファクト 染色によるアーティファクト
(2) ヘマトキシリン染色後の分別不足
著者: 阿部仁1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.358 - P.359
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パパニコロウ染色(Papanicolaou stain)では湿潤固定が厳守された場合,核がヘマトキシリンに濃染して核内構造が不明瞭となる場合にはヘマトキシリン染色後の分別不足が考えられる(図1,2).分別不足の原因として,核染色後の分別時間が短かった場合と塩酸濃度の低い分別液を使用した場合とが考えられる.
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