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文献詳細

雑誌文献

検査と技術32巻5号

2004年05月発行

文献概要

Laboratory Practice 生理 超音波像の読みかた

膵臓 充実性腫瘤像を示す膵限局性病変

著者: 田中幸子1

所属機関: 1大阪府立成人病センター検診部

ページ範囲:P.440 - P.444

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 はじめに

 超音波検査において膵に限局性病変が発見された場合は,さらに検査を進め腫瘍の鑑別および進展度の診断を行うとともにそれに基づいて必要な追加検査や治療方針を考慮する必要がある.このような質の高い超音波検査をどのように進めていけばよいのか,何をチェックすべきかについて述べる.

 膵腫瘍の超音波像はまず充実性か嚢胞性かに分類され,さらに,充実性病変の場合には周囲膵実質とのエコーレベルの違いで分類することができる.超音波で明らかに嚢胞状に描出される病変〔粘液性嚢胞腺腫(癌)など〕は前項にゆずってここでは充実性腫瘤像を示す病変について,特に膵癌(膵管癌)との鑑別を中心に述べたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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