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文献詳細

雑誌文献

検査と技術32巻7号

2004年07月発行

文献概要

Laboratory Practice 生理 超音波像の読みかた

脾臓 良悪性疾患

著者: 井利雅信1

所属機関: 1東京都立墨東病院消化器内科

ページ範囲:P.636 - P.639

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 脾臓はそれ自体が病気の主体となることは比較的少ない.しかし,逆に全身の一部に異常があれば,なんらかの反応を示し,脾腫大などの所見がその異常を発見する手がかりとなることも多い.ただし,脾腫がないかぎり,通常は全体の2/3程度しか描出されず,小病変は見落とされる可能性がある.以下に脾臓の良性疾患および悪性疾患について述べる.

良性疾患

 1 . 脾腫(図1)

 脾臓は,通常100gの重量で,さまざまな病態に応じてその大きさが変化する.表に示すごとく脾腫をきたす疾患には種々のものがあり,巨大脾腫を示すものには,バンチ脾(Banti's spleen),慢性骨髄性白血病などがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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