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文献詳細

雑誌文献

検査と技術32巻7号

2004年07月発行

文献概要

Laboratory Practice 生化学 これからの臨床協力業務事例集

クリティカルパス その1 クリティカルパスへの臨床検査技師の参画―糖尿病教育入院を例として

著者: 宮城景正1 手登根稔2 小森誠嗣2 石川和夫3

所属機関: 1特定医療法人仁愛会浦添総合病院 2特定医療法人仁愛会浦添総合病院臨床検査部 3特定医療法人仁愛会浦添総合病院病院糖尿病センター

ページ範囲:P.640 - P.642

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 はじめに

 激変する医療環境のなか,特に臨床検査の分野においては以前よりも増して病院検査室のアウトソーシング化の話が聞かれるようになってきた.今,病院検査室の臨床検査技師は,生き残りをかけて病院に必要とされる検査室の構築,すなわちチーム医療の一員として,他の医療スタッフから認知されることが重要と考える.一方,クリティカルパス(critical path,CP)は病院経営の効率化や医療費の適正化のみならず,チーム医療の推進,医療の質の向上を目的に急速に普及しつつある.それ故に,われわれが生き残るひとつの手段として,このCPへの積極的な参画が必要ではなかろうか.

 当院臨床検査部は,1993年より病棟派遣臨床検査技師(病棟派遣技師)を設立し,チーム医療の一環として積極的に取り組んできた1).そのなかの業務の一つとしてCPへの参画が挙げられる.ここでは,当院臨床検査部が積極的に取り組んできた,CPに基づいた糖尿病教育入院への参画を例として取り上げてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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