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文献詳細

雑誌文献

検査と技術32巻8号

2004年08月発行

技術講座 微生物

細菌同定のための抗血清の正しい使用法

著者: 村田正太1 久保勢津子2 渡邊正治1 菅野治重2 野村文夫3

所属機関: 1千葉大学医学部附属病院検査部 2高根病院 3千葉大学大学院医学研究院分子病態解析学

ページ範囲:P.697 - P.703

文献概要

新しい知見

 現在,細菌学の研究室などでは,分子生物学的手法による16S rRNAの塩基配列や,定量的DNA-DNAハイブリダイゼーションからの分子生物学的情報を基に種および亜種までの同定が可能となった.さらに,従来から行われている形態学的,生化学的手法などの表現形質と先述した分子生物学的情報の組み合わせによる多相分類学が行われている1).しかし赤痢菌などの同定には種・亜種よりさらに細かい分類が必要であり,容易に行える検査として,今なお抗血清を使用した血清型別などが重要な検査である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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